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相模川ふれあい科学館 アクアリウムさがみはら


デートスポットと聞いて、水族館を思い浮かべる人は少なくないはずです。
実は相模原市内にも水族館があるのです。
その名も「相模川ふれあい科学館 アクアリウムさがみはら」。
相模川に生息する100種類以上もの淡水魚が展示されています。

こちらのふれあい科学館では、なんとイルミネーションまで楽しめるのです!

 

遊び心溢れる展示に笑みがこぼれる


インタビュー:アユミ、ショウ

●よろしくお願いします。

「よろしくお願いします。まず、正面にあるこちらの水槽が相模原のシンボルフィッシュの鮎です。鮎は一年でだいたい死んでしまいますが、こちらでは温度等の管理をして一年以上飼育をして見ることが出来るようになっています。」

●この水槽はなんですか?

「こちらの水槽はミニトーク水槽といって、テーマごとでお魚を変えており、今はオジサンという魚を展示中で、次回は別の魚を入れて、その都度楽しく見てもらえます。」

●いっぱいお魚がいますね。

「そうですね。ここがマンスリー水槽といって、1か月ごとにテーマを変えて展示しています。よく天ぷらにされているハゼという魚を展示しています。ちょっとここは飼育員の遊び心が詰まった所ですね。」

●展示しているのは日本の魚だけですか?

「基本的には日本に住んでいる魚になります。」

●魚だけの展示ではないんですね。

「ええ。ここは水生昆虫水槽のコーナーです。タガメ、ミズカマキリ、ゲンゴロウなどを展示しています。ミズカマキリはこの辺にもまだ生息しています。逆にゲンゴロウなどはこの辺では絶滅しているといわれています。例えば今ここにゲンゴロウが見つかったと言っても他から入って来たのが繁殖した可能性が非常に高いです。」

●川辺にもネズミって生息してるんですね。

「そうです。ここが水辺の生き物たちのコーナーで、今はハヤネズミを展示しています。河川敷などの草がたくさん生えてる場所に巣を作ります。昼間は寝ているので、なかなか見る機会は少ないと思います。」

●こちらは大きい水槽ですね。

「メイン水槽になります。相模川の約113kmを、約40mに凝縮した形になります。河口だと海水がありますので、サメもいますよ。生き物だけじゃなくて、下に敷いてる砂も、上流の大きい角張った石が、徐々に削られて小さい砂になっていくのを表しています。そういったところにも目を向けていただけるとまたちょっと違う楽しみ方ができます。どうしても海水魚に比べると、淡水魚は捕食されないように地味な色の魚が多いんですけど、こういうアルビノ種という突然変異も展示しています。しかし、自然界ではやはり目立ってしまうので、すぐに捕食されてしまうんです。」

●ここが下流期ですね

「そうですね。石はだいぶ丸く小さくなりました。この辺は近くに高田橋があるんですけど、その辺でも釣れるお魚です。ウグイなんかはよく釣れますし、オイカワなんかも綺麗な魚なので、見ごたえはあると思います。」

●これは先ほど見た鮎ですか?

「その通りです。苔の生えた岩に注目してください。表面の苔が縦のしま模様になってるのがわかりますか?鮎が苔を食べて、傷がついたのでこのような模様になっているんです。川へ行って石を拾ったときに、苔が結構削られてたりしたら鮎が食べてるって証拠です。

●うなぎもいるんですね。

「二ホンウナギは数が減っており、相模川で調査しても数が減っていますね。こちらがニジマスで良く食べられますけど、かなり大きいお魚ですね。」

●この魚は色合いがすごく綺麗ですね。

「川の女王といわれてるヤマメですね。非常に綺麗なお魚です。食べても美味しいお魚ですよ。」

●面白い水槽ですね。下をくぐってみてもいいですか?

「はい、ぜひ下から水槽を覗いてみてください。これが魚道と言われる、人間が人工的にお魚の通れる道を再現した水槽で、ドーナツ型で面白い形になっています。下から覗いてもいいですし、ドーナツの穴の中から見ることが出来ます。」

●オオサンショウウオって初めて見ました。

「そうですか!実は一体目が死んでしまったので、これは二体目の個体なんです。姉妹館から借りています。やはりほとんど動かないですね。息をするときと、食事をするときくらいです。動かないため体力も消耗しないので、エサも一週間に一回くらいで十分なんです。」

他にない餌やり体験に大盛り上がり


●ここではもしかして餌やりが体験できるんですか?

「はい。こちらは湧水と小川のアクアリウムというコーナーで行っております。ガチャガチャで餌を買って、直接魚に餌をあげられるコーナーになっています。一応ここはウグイという魚がメインでいますが、鯉もいます。ウグイと鯉の吸いつきの違いも体験できますよ。」

●鯉の方が力強いですね。

「そうですね、鯉が一番人気です。今、粒のエサでやってもらったと思いますが、スティック状のエサもあります。水に手を付けるのが怖い子とか、冬は寒いので、濡れずに餌をあげられます。この体験もなかなか他ではできません。ちなみに、夏はお客さんが多くておなか一杯になるんですけど、冬はお客さんが少ないのでお腹が空いてるのか食いつきが違いますね。」

●ここはなんの展示ですか?

「ここが特別企画展示で、年に四回くらいテーマを変えてやっています。今回はカラフルな生き物を集めた色とりどりの世界というテーマで行っています。透明な魚は背景が変わるとどういう風に見えるのか、というのを体験しながら見ることが出来ます。なぜこんな色をしてるのかというのを説明しています。他にはワークショップやストーンアートなどの催し物も開いています。案内は以上です。」

●ありがとうございます。最後に一言お願いします。

「相模川ふれあい科学館では、カップルでも楽しめ、魚に餌をあげられるコーナーもあります。ぜひ来てください。お待ちしています。」
●ありがとうございました!

 

取材:2016年11月取材

 

<お店インフォメーション>

住所:中央区水郷田名1-5-1
TEL:042-762-2110
FAX:042-761-2665
MAIL:ナシ
営業時間:9:30~16:30(イベント等により延長の場合あり)
定休日:月曜日(祝日の場合は開館)
駐車場:95台(駐車場利用 9:15~16:45)
ホームページ:http://sagamigawa-fureai.com/